クラウドソーシング副業の始め方|クラウドワークス・ランサーズ・ココナラ攻略

クラウドソーシング3社を比較しながら副業を始める人 Web副業

※この記事はプロモーションを含みます。

クラウドソーシング副業は、応募型2社と出品型ココナラを手取りまで比べて選ぶのが近道です。

クラウドワークスとランサーズは公開案件への応募・提案が中心で、ココナラは自分の作業をサービスとして出品する方法が中心です。この記事では、2026年7月25日時点の公式情報を基に、手数料だけでなく振込後の受取額、本人確認、初受注までの流れを比較します。

  1. クラウドソーシング副業2026は何を比較すべき?
    1. 2026年版で確認しておきたい変更・更新点
  2. クラウドワークス・ランサーズ・ココナラの違いは?
    1. クラウドワークスは案件の種類を知りやすい
    2. ランサーズは経験を提案へ変えやすい
    3. ココナラは作業を「商品」に変える場所
    4. 1万円の仕事は振込後にいくら残る?
  3. クラウドソーシング副業の始め方は?初受注までの7ステップ
    1. 1.就業規則と作業時間を確認する
    2. 2.最初に使うサービスを1社選ぶ
    3. 3.本人確認とプロフィールを整える
    4. 4.応募先に近いサンプルを1つ作る
    5. 5.作業範囲を数えられる案件を選ぶ
    6. 6.提案文を募集内容に合わせる
    7. 7.契約・仮払いを確認してから作業する
  4. クラウドソーシング副業の注意点は?トラブルと税金を確認
    1. 外部連絡と直接決済は各社の規約を基準にする
    2. 著作権・守秘義務・生成AIの条件を確認する
    3. 年末調整済みの給与所得者などは「副業所得20万円超」が一つの基準
  5. 考察|クラウドソーシング3社を併用するメリットと見通し
    1. 手数料より「1件を再現できるか」が重要になる
    2. 最初の7日間は「応募できる状態」を作る
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. クラウドワークスとランサーズは両方登録してもよいですか?
    2. ココナラで出品できるスキルが思いつきません
    3. スマートフォンだけでもクラウドソーシング副業はできますか?
    4. 手数料が最も低いサービスを選べばよいですか?
    5. 副業所得が20万円以下なら何も申告しなくてよいですか?

クラウドソーシング副業2026は何を比較すべき?

2026年のクラウドソーシング副業では、仕事の取り方、システム手数料、振込手数料、出金条件の4点をセットで比べることが重要です。

手数料率だけを見てサービスを選ぶと、「報酬は確定したのに少額で出金しにくい」「銀行振込後の受取額が想定より少ない」といったズレが起こります。

この記事は、特定の制度変更だけを扱う速報記事ではありません。

2026年7月25日に、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラの公式ガイド・ヘルプ・お知らせを再確認した更新型の初心者ガイドです。

比較の主な確認対象は、次のとおりです。

  • クラウドワークス「ワーカーシステム利用料」「振込手数料」
  • ランサーズ「システム手数料」「報酬を受け取る方法」
  • ココナラ「サービス販売時の手数料」「売上金の受け取り方法」
  • 国税庁「給与所得者で確定申告が必要な人」
  • 自治体が案内する個人住民税の申告ルール

一方、3社で同じ案件へ応募し、受注率を測定した比較ではありません。

案件数や応募人数は、検索条件、時間帯、職種、募集終了のタイミングによって変動します。そのため、「初心者向け案件が何件あるか」といった数字は比較対象から外し、公式に確認できる制度と取引の流れを中心に整理しました。

私は未経験からWebスキルの独学を始め、複数のWeb副業を経験する中で、プロフィールや提案文、納期管理につまずいてきました。

その経験は始め方の解説に反映していますが、手数料や規約については個人の記憶ではなく、各社の公式情報を基準にしています。

2026年版で確認しておきたい変更・更新点

クラウドワークスの公式メディアでは、2026年5月21日付の記事で、固定報酬制のシステム利用料を10万円以下の部分20%、10万円超20万円以下の部分10%、20万円を超える部分5%と案内しています。手数料には消費税が加算されます。

ランサーズは、2022年10月1日からランサー側の手数料を契約金額の一律16.5%税込へ改定しています。さらに2026年4月30日には報酬の振込元銀行口座の変更を告知しましたが、2026年5月29日時点で振込事務手数料の変更はないと明記しています。

ココナラの通常サービス販売手数料は22%税込、ビデオチャットサービスは27.5%税込です。通常サービスの22%は、手数料20%に消費税を加えた料率として案内されています。

ここから分かるのは、「古い比較記事の手数料を覚える」のではなく、応募や出品を始める日に公式画面を確認する必要があるということです。

サービスの基本的な特徴は大きく変わらなくても、振込スケジュールや出金条件、機能、規約は更新される可能性があります。


クラウドワークス・ランサーズ・ココナラの違いは?

クラウドワークス・ランサーズ・ココナラの特徴を比較する画面
※画像はAIによるイメージ

募集を見て応募したい人はクラウドワークスかランサーズ、提供内容を商品として見せたい人はココナラが候補になります。

3社を「どれが一番よいか」だけで並べるより、自分が動きやすい仕事の取り方から選ぶほうが現実的です。

サービス 主な仕事の取り方 受注者側の主な手数料 出金時の主な条件
クラウドワークス 公開案件への応募、タスク、コンペ 報酬額に応じて5~20%。手数料に消費税 随時出金は未出金報酬1,000円以上
ランサーズ 公開案件への提案、パッケージ出品 契約金額の16.5%税込 残高が1,000円を超え、本人確認などが必要
ココナラ サービス出品、見積もり相談、募集への提案 通常サービス22%税込 受取可能残高161円以上で申請可能

※2026年7月25日確認。職種、取引方式、オプション、源泉徴収の有無などによって実際の受取額は変わります。

クラウドワークスは案件の種類を知りやすい

クラウドワークスでは、プロジェクト形式、タスク形式、コンペ形式など、複数の方法で仕事を探せます。

プロジェクト形式は、募集内容を確認して応募し、条件を相談して契約する方式です。Webライティング、事務、デザイン、開発、動画編集など、納品物や継続作業がある仕事で利用されています。

タスク形式は、用意された設問や作業画面から取り組む方式です。

初心者にとっては、画面操作や報酬確定までの流れを確認しやすい一方、タスクだけを続ければ希望する収入へ近づけるとは限りません。

私は、タスク形式を「長く続ける働き方」と決めるより、クラウドソーシングの操作を覚える入口として利用し、その後は自分の経験に近いプロジェクトを探す方法が取り組みやすいと考えています。

クラウドワークスでは、契約金額からシステム利用料税込が差し引かれた金額がワーカーの受取報酬になります。通常の振込手数料は楽天銀行が100円税込、その他の金融機関が500円税込です。

随時出金方式では、締め日時点の未出金報酬が1,000円以上の場合に出金できます。報酬確定後は180日間の出金申請期限が案内されているため、少額報酬を長期間放置しないよう確認が必要です。

ランサーズは経験を提案へ変えやすい

ランサーズも、公開されている依頼へ提案を送り、選定後に契約する方法が中心です。

プロジェクト、コンペ、タスク、時間報酬、月額報酬のほか、自分の対応内容をパッケージとして見せる方法もあります。ランサー側のシステム手数料は、これらの方式で契約金額の16.5%税込と案内されています。

未経験者の場合、「実績がありません」で話を止めず、これまでの経験が依頼内容にどう役立つかまで書くことがポイントです。

たとえば販売職なら商品説明や顧客対応、事務職なら入力の正確さや期限管理、介護職なら業界用語への理解などを提案材料にできます。

「経験があります」だけでは、発注者は仕事を任せた後の姿を想像できません。

「販売職で商品説明を担当してきたため、初心者向けに専門用語を言い換える記事へ活かせます」のように、案件との接点まで示しましょう。

ランサーズの報酬振込には、口座残高が1,000円を超えていること、本人確認が承認済みであること、正しい振込先を設定していることなどの条件があります。通常の振込手数料は楽天銀行が110円税込、楽天銀行以外は550円税込です。

ココナラは作業を「商品」に変える場所

ココナラは、自分が提供できる作業をサービスとして出品し、購入者に見つけてもらう方法が中心です。

「文章を書きます」「画像を作ります」と広く見せるより、納品物と作業範囲を小さく具体化したほうが、購入者は依頼後の状態を想像しやすくなります。

たとえば、次のように切り出せます。

  • ブログのアイキャッチ画像を1枚制作する
  • 1,000文字以内の文章を読みやすく整える
  • 5分以内の動画へ字幕を付ける
  • Excelの一覧表を見やすく整理する
  • WordPressへ完成原稿を1本入稿する

ココナラではカテゴリごとに最低サービス価格が決められており、最も低いカテゴリでは500円です。すべてのカテゴリを500円で出品できるわけではないため、出品画面で選択したカテゴリの最低価格を確認してください。

出品者ランクは、レギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの5段階です。有料販売実績、納品完了率、評価、本人確認、最終ログインなどが判定基準として案内されています。

ただし、最初からランクを追いかけるより、サービス説明と実際の納品内容を一致させるほうが先です。

購入前に伝えた範囲を守り、期日までに連絡・納品することが、次の取引へつながる土台になります。

1万円の仕事は振込後にいくら残る?

ここでは、比較条件をそろえるため、契約金額または販売価格の税込総額を10,000円とします。

源泉徴収、追加オプション、広告費、早期出金サービスなどは含めず、通常のシステム手数料と1回分の振込手数料だけを反映した概算です。

サービス システム手数料控除後 楽天銀行へ振込後 楽天銀行以外へ振込後
クラウドワークス 約7,800円 約7,700円 約7,300円
ランサーズ 8,350円 8,240円 7,800円
ココナラ通常サービス 7,800円 7,800円 7,800円

クラウドワークスは、10万円以下の部分に20%のシステム利用料がかかり、手数料に消費税が加算される条件で計算しています。振込手数料は楽天銀行100円、その他の金融機関500円です。

ランサーズは契約金額の16.5%税込を差し引き、楽天銀行110円、楽天銀行以外550円の振込手数料で計算しています。

ココナラは通常サービスの販売手数料22%税込を差し引いています。売上金額3,000円以上の振込手数料は無料であるため、今回の条件では7,800円が振込後の概算受取額です。3,000円未満の場合は160円が差し引かれます。

この比較で注目したいのは、システム手数料が同程度でも、振込先によって最終受取額の差が広がることです。

クラウドワークスとランサーズでは、楽天銀行以外へ1件分だけを振り込むと、振込手数料の割合が相対的に大きくなります。

一方、ココナラは3,000円以上なら振込手数料が無料ですが、販売手数料は通常サービスで22%です。

手数料率だけで決めるのではなく、案件が見つかるか、購入者へサービスを説明しやすいか、振込をまとめられるかまで含めて判断しましょう。


クラウドソーシング副業の始め方は?初受注までの7ステップ

プロフィールと提案文を準備して案件へ応募する初心者
※画像はAIによるイメージ

初受注までは、時間確認、サービス選択、本人確認、プロフィール、サンプル、応募、契約・納品の順で進めます。

登録した日にすべてを完成させる必要はありません。

未経験者が止まりやすい原因は、能力不足よりも「次に何をすればよいか分からないこと」です。作業を一つずつ分けると、準備だけで疲れるのを防ぎやすくなります。

1.就業規則と作業時間を確認する

会社員は、勤務先の就業規則や副業申請の有無を確認します。

副業自体が認められていても、競合企業との取引、会社の情報や設備の利用、勤務時間中の作業などが制限されている場合があります。

次に、1週間で確保できる時間を書き出します。

「平日2日だけ各1時間」「土曜日に3時間」など、残業や体調不良があっても納期を守れる範囲から始めましょう。

2.最初に使うサービスを1社選ぶ

公開案件を見て応募したい人は、クラウドワークスかランサーズから1社を選びます。

提供できる作業と納品物がすでに決まっている人は、ココナラの出品を候補にします。

最初から3社へ大量に応募・出品すると、プロフィール、通知、メッセージ、納期の管理が増えます。

まず1社で取引の流れを経験し、必要になった段階で追加するほうが整理しやすいでしょう。

3.本人確認とプロフィールを整える

本人確認は、プロフィール上で依頼者が確認できる情報の一つです。

ランサーズでは、本人確認が報酬を受け取る条件に含まれています。ココナラも売上金の振込申請に本人確認が必要です。クラウドワークスでは、NDAの締結など一部の機能に本人確認が必要と案内されています。

プロフィールには、最低限次の内容を入れます。

  • 対応できる作業
  • これまでの職歴や経験
  • 使用できるソフトやツール
  • 1週間の作業可能時間
  • 返信しやすい時間帯
  • 納期や連絡で心がけること

受注経験がない場合も、経歴を大きく見せる必要はありません。

Webライティングの受注経験はありませんが、販売職で5年間、商品説明とお客様対応を担当してきました。専門用語を避け、初めて読む方にも伝わる順番で説明することを心がけています。平日は19時以降、土曜日は3時間ほど対応可能です。

この例文は、未経験であることを隠していません。

その代わり、仕事へ活かせる経験、対応時間、取り組み方を具体的に示しています。

4.応募先に近いサンプルを1つ作る

受注実績がなくても、自主制作のサンプルは用意できます。

Webライターなら、応募したいジャンルの記事を1本作ります。デザインなら架空の商品を設定したバナー、動画編集なら利用条件を確認した素材による短い編集例が候補です。

自主制作物には、実案件ではなく自主制作であることを明記します。

存在しない企業から依頼されたように見せたり、他人の作品を自分の制作物として掲載したりしてはいけません。

作品数を増やすことより、応募したい仕事に近いサンプルを完成させることを優先しましょう。

5.作業範囲を数えられる案件を選ぶ

最初の案件では、仕事内容を具体的に数えられるものを選びます。

  • 納品物の種類と数量が書かれている
  • 文字数や画像枚数、動画時間が分かる
  • 納品形式が決まっている
  • 納期に余裕がある
  • 修正回数や範囲を確認できる
  • 必要なツールを準備できる

「初心者歓迎」という表示だけでは、作業量は判断できません。

記事作成なら、本文執筆だけなのか、構成、画像選定、WordPress入稿まで含むのかを確認します。

動画編集なら、素材の長さ、完成尺、テロップ量、修正回数によって必要時間が変わります。

6.提案文を募集内容に合わせる

提案文は、自分の熱意だけを書く場所ではありません。

発注者が知りたいのは、「依頼内容を理解しているか」「何を任せられるか」「いつ納品できるか」です。

旅行初心者向けの記事作成案件を拝見し、接客業で地域の観光案内を担当した経験を活かせると考え応募しました。ご指定の構成に沿った3,000文字程度の記事へ対応できます。契約後5日以内に初稿を提出予定です。受注実績はありませんが、自主制作の記事を提出できます。

これは架空案件への例文です。

実際には、募集要項で指定された質問への回答を優先し、対応できない作業を「できます」と書かないようにしてください。

7.契約・仮払いを確認してから作業する

採用の連絡が届いても、契約条件と支払い状況を確認する前に完成品の制作を始めないようにします。

確認したい項目は次のとおりです。

  • 納品物の内容と数量
  • 契約金額
  • 納期
  • 納品形式
  • 修正回数と修正範囲
  • 著作権の扱い
  • ポートフォリオ掲載の可否
  • 連絡方法
  • 仮払いまたは決済の完了

クラウドワークスは、すべての依頼形式で業務開始前にクライアントが契約金額を仮払いする仕組みを案内しています。仮払い完了前の業務開始は認められておらず、仮払い前に納品して連絡が取れなくなった場合は、事務局でサポートできないと説明しています。

ランサーズも、仕事開始前に運営が代金を預かり、完了後に報酬を支払う仮払いの仕組みを採用しています。

ココナラでは、トークルームがクローズするまで代金を運営が預かり、正式な納品と納品確認などを経て売上が計上されます。正式な納品後、購入者による確認が行われない場合は、原則72時間で自動承諾となる仕組みも案内されています。


クラウドソーシング副業の注意点は?トラブルと税金を確認

契約条件と税金の記録を慎重に確認する副業ワーカー
※画像はAIによるイメージ

外部決済への誘導、曖昧な追加作業、契約前の大量制作、商品購入の要求には慎重な判断が必要です。

評価が少ない発注者や購入者が、すべて問題というわけではありません。

ただし、質問しても仕事内容を説明してもらえない、報酬の根拠が分からない、契約前に完成品に近いサンプルを求められる場合は、急いで応じないことが大切です。

外部連絡と直接決済は各社の規約を基準にする

「手数料を減らせるから、個人の銀行口座へ直接振り込む」と提案されても、その場で応じないようにします。

ランサーズは、仮払い前の連絡先・個人情報の交換や、外部ツールでの連絡について制限を設けています。仮払い前は、ランサーズ内のメッセージ機能やビデオ通話機能などを利用するよう案内しています。

クラウドワークスも、契約、仮払い、検収、支払いはクラウドワークス上で行うよう案内しています。

ココナラでは、トークルームがクローズするまで運営が代金を預かります。

各社とも、許可される外部連絡の範囲や手続きが異なります。「以前は問題なかった」という記憶ではなく、現在利用しているサービスの規約を確認してください。

著作権・守秘義務・生成AIの条件を確認する

納品した文章、画像、動画、プログラムの権利が誰に帰属するかは、契約内容によって異なります。

作品を自分のポートフォリオへ掲載したい場合は、契約前または納品前に許可を確認しましょう。

クライアントから受け取った顧客情報、社内資料、公開前の商品情報を、SNSや第三者へ公開してはいけません。

生成AIの利用が認められている案件でも、顧客情報や機密資料を外部のAIサービスへ入力できるとは限りません。

確認したいのは、次の3点です。

  • 生成AIを使用してよいか
  • AIへ入力してよい情報の範囲
  • 事実確認や著作権確認を誰が行うか

分からない条件を着手前に質問することは、仕事を止める行為ではありません。

完成後に大きな認識違いが見つかるより、最初に一つ確認するほうが、依頼者と受注者の両方の負担を減らせます。

年末調整済みの給与所得者などは「副業所得20万円超」が一つの基準

副業所得が20万円を超えたすべての人に、同じ条件が適用されるわけではありません。

国税庁によると、給与収入が2,000万円以下で、1か所から給与を受け、その給与について源泉徴収や年末調整が行われている場合、給与所得・退職所得以外の所得金額の合計が20万円以下なら、原則として所得税の確定申告を要しない場合があります。

ここでいう20万円は、サービスから入金された報酬の合計ではなく「所得」です。

所得=収入-必要経費

たとえば、年間の報酬が25万円で、副業に直接必要な経費が4万円なら、所得は21万円です。

年間の報酬が25万円で、認められる必要経費が6万円なら、所得は19万円となります。

ただし、医療費控除などを受けるために確定申告をする場合は、副業所得が20万円以下でも、その所得を申告に含める必要があります。

また、所得税の確定申告を省略できる場合でも、個人住民税には同じ申告省略の仕組みがないと案内する自治体があります。名古屋市は、市民税・県民税には所得税のような申告の省略範囲がないと説明しています。

給与の受け取り方、ほかの所得、控除、事業の継続性によって扱いは変わります。

報酬明細、システム手数料、振込手数料、ソフト代、資料代などの記録を残し、不明な場合は税務署、自治体、税理士などの専門窓口へ確認してください。


考察|クラウドソーシング3社を併用するメリットと見通し

3社は同時に競わせるより、「需要を知る・受注する・商品化する」という役割で使い分けられます。

個人的には、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラの中から、一生使う1社を最初に決める必要はないと考えています。

クラウドワークスやランサーズの公開案件を見ると、依頼者が何に困り、どのような納品物へ報酬を設定しているのかを確認できます。

これは案件探しであると同時に、需要を知るための市場調査にもなります。

たとえば、「Instagram投稿画像の制作」という募集を複数見つけたとします。

応募型サービスで、必要な画像枚数、納期、修正範囲、素材提供の有無を確認すると、購入者が求めるサービスの形が見えてきます。

その後、繰り返し対応できる作業を「Instagram投稿画像を3枚制作します」とココナラの商品へ整える流れが考えられます。

3社は、次の順番でつなげられます。

  • クラウドワークスやランサーズで需要を調べる
  • 小規模な案件で作業の流れを覚える
  • 時間がかかる工程と得意な工程を分ける
  • 繰り返せる作業をココナラの商品にする
  • 実際の作業時間と手取りを基に価格を見直す

この方法のよいところは、頭の中だけで「売れそうなスキル」を考えなくてよいことです。

実際に募集されている仕事内容を観察し、自分が提供できる部分だけを小さく切り出せます。

手数料より「1件を再現できるか」が重要になる

1万円の取引では、今回の条件上、ランサーズのシステム手数料控除後の金額が最も高くなりました。

しかし、ランサーズで自分に合う案件が見つからなければ、その差は受注につながりません。

ココナラは通常サービスの販売手数料が22%ですが、自分で対応範囲や価格、納期を設計できます。

クラウドワークスには複数の仕事形式があり、未経験者が案件の種類や取引画面を知る入口として使いやすい面があります。

つまり、サービス選びは次の式で考える必要があります。

実際に残る金額=受注できた金額-手数料-振込費用-作業に必要な経費

さらに、案件検索、提案、連絡、修正に使った時間も記録すると、次に選ぶべき仕事が見えやすくなります。

筆者としては、初心者の最初の目標は、高い月収を掲げることより、条件確認から納品、報酬受取までの流れを1件再現できる状態にすることだと考えます。

ただし、経験になることを理由に、報酬が著しく低い仕事や作業範囲が不明な案件を引き受ける必要はありません。

学習機会を得ることと、不利な条件を受け入れることは別です。

最初の7日間は「応募できる状態」を作る

初受注までの日数は、職種、経験、案件の条件によって変わります。

そこで、7日以内の受注を目標にするのではなく、7日間で1件へ応募できる状態を作ります。

1. 1日目:就業規則と作業可能時間を確認する
2. 2日目:3社の仕事画面と出品例を見る
3. 3日目:最初に使うサービスを1社選ぶ
4. 4日目:本人確認を進め、プロフィールを書く
5. 5日目:応募先に近いサンプルを1つ整える
6. 6日目:条件が明確な案件を3件保存する
7. 7日目:最も無理のない1件へ提案を送る

この計画の目的は、7日で収益を得ることではありません。

「何をすればよいか分からない状態」から、「条件を読んで応募できる状態」へ移ることです。

今後は、生成AIを利用した制作や業務効率化の案件が増える一方で、情報の正確さ、機密情報の扱い、著作権、作業範囲の説明も、より大切になると私は考えています。

ツールを使えることだけでなく、「どこまで確認し、何を人が判断したか」を説明できる受注者が選ばれやすくなるでしょう。


まとめ

クラウドソーシング副業を始めるときは、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラの手数料だけでなく、仕事の取り方と振込後の受取額まで比較しましょう。

クラウドワークスとランサーズは、公開案件を探して応募・提案する方法が中心です。

ココナラは、自分が提供できる作業をサービスとして出品し、購入者からの相談や購入を待つ方法が中心となります。

税込1万円の取引を今回の条件で計算すると、システム手数料控除後はクラウドワークス約7,800円、ランサーズ8,350円、ココナラ通常サービス7,800円です。

さらに振込手数料を差し引くと、利用する銀行や出金額によって最終受取額が変わります。

未経験者は、次の順番で進めると迷いにくくなります。

  • 就業規則と作業時間を確認する
  • 最初に使うサービスを1社選ぶ
  • 本人確認とプロフィールを整える
  • 応募先に近いサンプルを1つ作る
  • 作業範囲が明確な案件を選ぶ
  • 募集内容に合わせて提案する
  • 契約と仮払いを確認してから着手する
  • 手数料控除後の金額と作業時間を記録する

完璧なプロフィールや大きな実績が完成するまで、応募を止める必要はありません。

案件を1件保存する、プロフィールを1項目書く、サンプルの見出しだけ決める。最初の一歩をその大きさまで小さくすれば、今日から動き始められます。


よくある質問

クラウドワークスとランサーズは両方登録してもよいですか?

両方へ登録できます。

ただし、最初から2社で多数の案件へ応募すると、メッセージや納期の管理が複雑になります。募集画面を比較したうえで、案件を探しやすいほうから1件応募し、取引の流れを経験してから広げる方法が取り組みやすいでしょう。

ココナラで出品できるスキルが思いつきません

仕事や日常で人から頼まれた作業を、納品物が一つになる大きさへ分けてみてください。

文章の修正、画像1枚の制作、表の整理、動画への字幕追加など、完成後の状態を具体的にするとサービスの形が見えやすくなります。

カテゴリによって最低サービス価格が異なるため、出品時には選択したカテゴリの最新条件も確認してください。

スマートフォンだけでもクラウドソーシング副業はできますか?

アンケートへの回答、案件検索、メッセージ確認など、スマートフォンで対応できる作業もあります。

一方、長文作成、表計算、画像制作、動画編集、複数ファイルの管理では、パソコンを指定される場合があります。応募前に使用端末、必要なソフト、納品形式を確認しましょう。

手数料が最も低いサービスを選べばよいですか?

手数料は重要ですが、それだけで判断すると仕事を得る方法との相性を見落とします。

応募型が動きやすい人はクラウドワークスやランサーズ、作業範囲を自分で決めたい人はココナラが候補です。受注しやすさ、作業時間、振込費用を含めて比較してください。

副業所得が20万円以下なら何も申告しなくてよいですか?

一律に申告不要とはいえません。

年末調整済みの給与所得者など、一定条件では所得税の確定申告を省略できる場合がありますが、医療費控除などで確定申告をする場合は20万円以下の副業所得も含めます。個人住民税の申告が必要になる場合もあるため、居住する自治体の案内を確認してください。

執筆:桜庭 あかり(未経験からのWebスキル副業ガイド)

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